2005年8月 夏期研究大会報告

夏期大会実行委員長 岸澤真一

 今年の夏期大会は8月16日,17日の両日,日吉の慶應義塾高等学校において開催されました。今年の大会は来年のICPE国際会議をにらみ,従来の研究発表の形式とともに,テーマ毎に複数の意見提示者が発表を行い,その後自由に討論を行うワークショップ形式も取り入れました。テーマも,授業展開,カリキュラム,教材開発,探究活動,教師教育など広範囲にわたりました。従来の研究発表では質疑応答にあまり時間がとれず,ともすれば発表者からの一方通行になりがちでしたが,今回のワークショップでは討論の時間を十分に確保したため,発表者と参加者との間で活発に意見交換ができたと思っております。
 また,笠潤平氏,村田隆紀氏の講演では,「国際的な物理教育の現状について」というテーマで,世界では今どのようなことが話題になっているのかとか,国際会議とはどのようなものであるのかといった,来年の国際会議につながるような内容を話して頂きました。そのなかで村田先生から,外国では日本への期待が大変大きいというお話もありました。
 来年の8月はいよいよ国際会議です。本研究会と致しましても,来年度は夏期大会を実施せずに,国際会議に全面的に協力をしていきたいと考えております。今年の成果をどのように反映させていくかが,これからの大きな課題となるでしょう。会員の皆様も一人でも多くご参加くださいますようにお願い申し上げます。  最後になりましたが,会場校となった慶應義塾高等学校には,広い会場の確保や,パソコン,プロジェクタ,スクリーンなどの機材の調達などで大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。


夏期大会の様子


夏期研究大会の概要(案内ページ1案内ページ2
期日    8月16(火),17日(水)
会場    慶應義塾高等学校
テーマ   「生徒と創る授業をめざして」
参加人数 76名

プログラム

16日(火) 開会 岸沢真一(埼玉県立越谷北高校)
講演 笠潤平(京都女子高校)
研究発表 (1)「アドバンシング物理A2について(1)」笠耐(元上智大学)
(2)「アドバンシング物理A2について(2)」 喜多誠(慶應義塾高校)
(3)「つかんでごらん -凸レンズの実像と虚像-」 馬目秀夫(日本私学教育研究所)
ワークショップ
「授業展開」
石井登志夫(埼玉県立北本高校)
小澤啓(筑波大学附属高校)
右近修治(神奈川県立横浜桜陽高校)
ワークショップ
「カリキュラム」
井田哲夫(早稲田実業初等部)
ワークショップ
「教材開発」
井上健(都立葛西工業高校)
水上慶文(神奈川県立厚木高校)
懇親会
17日(水) 研究発表 (4)「物理オリンピック・物理チャレンジ」 鈴木亨(筑波大附属高校)
(5)「『アドバンシング物理AS』第4章第5章の検討結果と公開講座『マテリアルの探究』の概要」
  岩間徹(平安女学院高校),谷口和成(京都教育大学),笠潤平(京都女子校)
(6)「埼玉大学の補習授業」 湯口秀敏(大宮高校)
(7)「「運動とエネルギー」(中学理科)の今後」 山根津貴子(浦安市立富岡中)
(8)「物理Ⅰ「生活と電気」を教えてみて」 小野啓一(都立成瀬高校)
(9)「センサーを使った演示実験と物理の授業構成」 山田達之輔(慶應志木高校)
(10)「韓国の科学の祭典の報告」 高橋和光(小松川第二中)
(11)「動画付高校物理実験解説書」 石崎喜治
(12)「科学教育映画を使った大気圧の授業(中1理科)」 長谷川智子(台東区立御徒町東中)
昼休み
講演 村田隆紀(元京都教育大学学長,アドバンシング物理研究会(京都・和歌山)代表)
ワークショップ
「探究活動」
影森徹(早稲田大学本庄高等学院)
岸沢真一(埼玉県立越谷北高校)
ワークショップ
「教員養成」
新田英雄(東京学芸大学)
全体討論
閉会