物理教育国際会議2006

−すべての人のための物理教育をめざして−

International Conference on Physics Education 2006

Toward Development of Physics for All

 ICPE 2006 (TOKYO)

 

科学や技術が高度に発達した21世紀の社会では,様々な問題に対して適切に判断するために、科学の知識とその方法を個々人が素養として身につけることが求められている。物理はその基礎のひとつとして重要な位置を占めている。そのため,義務教育段階を含めた物理教育の内容と方法を,すべての学習者の学習意欲を高め内実のあるものにすることは,先進諸国・開発途上国を問わず世界的な課題である。本会議は,世界各国の物理教育研究の研究者と教育現場の教師の参加を得て、世界各国で行われている物理教育研究と実践に基づいた情報を検討し,その成果を物理教育の改善のために共有する。

 

1.主催:日本物理教育学会

  共催:(申請中) 日本物理学会,応用物理学会, IUPAP/ICPE

  後援:(申請予定)文部科学省,日本学術会議,全国都道府県教育委員会連合会,日本理化学協会,

UNESCO,他

 

2.会期:2006 813日(日)〜18日(金)

 

3.会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)

 

4.開催の経緯:

本会議は国際純正応用物理学連合(IUPAP)の物理教育委員会(ICPE)が毎年共催する,物理教育に関する国際会議の一つとして位置づけられ,20058月にインドのデリーで開催された会議に続くものとして計画されている。

日本でのICPE共催の会議は,1986年の上智大学での開催以来20年ぶりである。上智大学での会議では,初めて大学以外の現場の物理教員が多数参加し,それぞれの研究と実践を検討しあい,互いに大きな刺激を与えあった。その成果は,日本物理教育学会などの学会や研究会の活動を通して,授業研究や実験教材研究に引き継がれ,現在の物理教育研究の基盤を形成した。本会議も同じく,物理教育の一層の活性化と若手の人材育成に多大な寄与をすることが期待される。

 

5.会議の内容:

世界各国の物理教育の研究者と教育現場の教師の参加を得て、教育研究と実践に基づいた情報を検討する。特に,小学校から大学までの物理分野の授業を実りあるものに改善するために,次の5つのテーマを柱として議論する。

@ 物理カリキュラムの開発:様々な国で新しいカリキュラムが開発され実践に移されている。これらの背景,目的,方法,内容等を共有するとともに,すべての人のための物理カリキュラムを検討する。

A 物理教材の開発:実験,教科書,IT等の教材について,どのような方法でどのような物理概念を理解させるのか,新しい教材の開発あるいは従来の教材の再評価など,物理概念の獲得と結び付けて議論する。

B 物理授業の展開:物理概念と法則を正しく理解させるための,授業展開,生徒の探究活動,素朴概念・誤概念などに関する研究を,実践例に基づいて議論する。

C 教員養成教育と現職教員の支援:小学校・中学校・高等学校・大学で科学教育に携わる教員の養成について,現状を分析し望ましい方向について議論する。また,理科教員の相互支援の実現を,各国の実践に基づいて議論する。

D 学校外での科学教育の普及:物理だけでなく一般に科学は,学校の外でも学ぶことができる。博物館などの社会教育施設における科学教育や,科学の祭典その他の活動について,現状と可能性を議論する。

 

6.会議の形態: 招待講演,一般講演,ポスター発表,ワークショップ,演示実験,展示会 

 

7.組織:

国際アドバイザー委員会,

M. Alarcon (France)D.J. Grayson (South Africa)P. Jolly (India)X-K. Luo (China)

E.L. Mcfarland (Canada)G.E. Molto (Cuba)J. Ogborn (UK)S. Pak (Korea)

M. Pietrocola (Brazil)H. J. Schlichting (Germany)V. Talysayon (Philippines)

G. Tibell (Sweden)D. Zollman (USA)

国内アドバイザー委員会

  青野 修,北原和夫,合田正毅,霜田光一,高橋憲明,渡邊靖志

組織委員会

  兵頭俊夫(委員長),赤羽 明(副委員長),岩崎敬道,右近修治,大野栄三,川勝 博,

  岸沢真一,岡島茂樹,小林昭三,小林正明,近桂一郎,佐藤 実,鈴木 亨,鈴木康夫,

高橋和光,滝川洋二,新田英雄,平松信康,増子 寛(事務局長),松浦 執,村田隆紀,

湯口秀敏,覧具博義,笠 潤平,笠  耐,和田 健

プログラム委員会

赤羽 明(委員長),石井登志夫,井上 健,岩崎敬道,右近修治,大野栄三,岡島茂樹,

川勝 博,小林昭三,小林正明,鈴木恒則,鈴木康夫,高橋和光,滝川洋二,種村雅子,

千葉芳明,兵頭俊夫,増子 寛,村田隆紀,覧具博義,笠 潤平,笠 耐,湯口秀敏 

 

8.ホームページ

   http://www.komed.c.u-tokyo.ac.jp/ICPE2006/

 

9.連絡先

  〒1538902 東京都目黒区駒場381

東京大学教養学部附属教養教育開発機構  兵頭俊夫

TEL: 03-5465-8818, 8819  FAX:03-5465-8817

E-mail: ICPE2006@komed.c.u-tokyo.ac.jp