2014年8月 夏期研究大会報告
今年のAPEJ夏期研究大会は,8月7(木),8日(金)の2日間,早稲田大学西早稲田キャンパスで開催されました。大会の詳細な記録は,会誌「物理教育通信」No.158に掲載されています。

夏期研究大会の概要(案内PDF
期日    8月7(木),8日(金)
会場    早稲田大学西早稲田キャンパス
テーマ   「物理の基礎教育」
参加人数  41名

プログラム
7日
(木)
研究発表 廣井 禎 BとH
鈴木 亨 教室で教えない電磁気学
喜多 誠 直流と交流~大学文系学生の答え
森 雄兒 レントゲンとX線のリスク意識
影森 徹 超音波の実験の紹介(ランジュバン振動子)
総合講演 中島 啓幾
早稲田大学
応用物理学科教授
高校~大学にかけての物理教育はどうあるべきか
新指導要領で足りないものは何か?
グループ討論 物理の基礎教育
懇親会
8日
(金)
研究発表 増子 寛 トランスのエネルギー伝達
堀井 孝彦 PERに基づいた小学校理科
石井 登志夫 物理基礎の力学
山崎 敏昭 公開講座から見たモデラスの高校物理導入の可能性
岸 翔太
勝田 仁志
中3を対象としたTutorial(幾何光学分野)の実践と分析
西尾 信一 弦を伝わる波の速さ
早稲田大学理工学部の理工学基礎実験見学


大会の様子
1日目(8月7日)

廣井禎さん 高校物理におけるBとHの扱いについては,皆さん悩んでいることと思います。廣井さんは高校では磁場はBだけの1種類でよいのではないかと主張しています。(すみません。写真がありませんでした。)


鈴木亨さん 直流回路で抵抗体表面の電荷が作る電場についての考察です。


喜多誠さん 大学の文系学生に直流と交流の時間変化を聞いた報告です。正解者のあまりの少なさに驚きです。


森雄兒さん 「レントゲンとX線のリスク意識」 いつもの森さんのように,しっかりした文献調査に基づいた報告です。会誌にさらに詳細な論文が掲載されています。



影森徹さん 超音波によって液体を発行させる実験(ソノルミネッセンス)の紹介です。また,超音波によって物体を浮遊させる実験の紹介もありました。

 
グループ討論 参加者は4班に分かれ,活発な意見交換が行われました。


2日目(8月8日)

増子寛さん トランスのの2次側に負荷をつないだ場合,1次側の電源の消費電力と2次側の負荷での消費電力を比較した実験です。


堀井孝彦さん 「物理教育研究に基づいた小学校理科授業の改善」 小学校3年の「ゴムのはたらき」の授業実践報告です。


石井登志夫さん 必修の物理基礎で取り組んだ「力と運動」の報告です。いつものように,ていねいに生徒の発言を拾いながら授業を分析しています。


山崎敏昭さん モデリングソフト「モデラス」を高校物理に取り入れる研究の発表です。京都のアドバンシング物理研究会はモデラスについて継続的に研究しています。


岸翔太さん,勝田仁之さん マグダーモットの幾何光学に関するチュートリアルを中学3年生に実施した報告です。質疑応答の時間には活発な議論が行われました。