ソフィア・メイヤー(Zofia Golab-Meyer)女史は、ポーランド、クラコフのJagellonian大学の先生で、1980年から物理教育を専門とされている。主な研究テーマは、「物理の学習や授業における認識への障害」で、科学的な才能に恵まれた生徒たちの教育や教師教育に長年専念されている。
APEJとの関係は、1991年3月の研究会で「ポーランドの物理教育」について講演された。当時、兵庫教育大学の客員教授として高校生であった子息スタン(2004年6月のAPEJ研究会で「ポーランドの教育と変化」について講演)と共に日本に滞在され、高校教師を対象とした放射線教育の講習会や兵庫の中学校で、ポーランドで開発された教材を使用して「原子のエネルギーレベルと光の放射についての静力学モデル」(物理教育通信64、24−34)を実践された。
その後、1992年にクラコフで開催された日本・ポーランド物理教育セミナー(物理教育通信70)は、彼女が主催者である。
長年GIREPの指導的なメンバーであり、今も国際的に活躍されている。