本研究会について
【概要】本会は「プロジェクト物理」の紹介とその実践的研究をテーマに、上智大学で開かれた1973年の夏期セミナーを起源としています。その後、1976年に本会の会誌である「物理教育通信第1号」が発行されることで本会が発足し,以来今日まで、定期的な研究会の開催と会誌の発行を通して、高等学校を中心としながら物理教育全般にわたる分野で、教育現場に根ざした研究とその交流を主な活動としてきました。本会の特徴は、日常的な授業の改善を物理教育研究の根本に据えているところにあります。それぞれの現場での様々な問題を、新人ベテランの区別なく本音で議論し、明日の授業に役立つものをお互いに創り出す場として、本会を機能させたいと考えています。また近年来物理教員数の減少による、物理教員の孤立化の対策も当面の課題となっています。
現在の会員数は約400名で、主な勤務先は、中学校・高等学校が約300名、大学・高専・短大が約100名となっています。地域は、北海道から沖縄まで、全国にわたっています。
【事業】
年に4回の研究会が開かれます。6月,12月(年によっては11月末),翌年の3月の研究会は東京で、土曜日の午後に開かれます。3月の研究会は本会の総会も兼ねています。8月の夏期研究大会は2~3日間で、東京の他、これまでに、沖縄,島根,新潟,岐阜,神奈川,埼玉,香川,北海道,京都,愛知,福岡,宮城の各地で開かれています。1990年南京(中国),1992年ヤスベレーニュ(ハンガリー)およびクラコウ(ポーランド)で物理教育セミナーを、1995年南京(中国),1997年ショプロン(ハンガリー),1999年桂林(中国)、そして2006年東京でICPE物理教育国際会議を、1998年東京で物理化学教育の日英会議を、それぞれ共催しました。また、2001年8月には日英ワークショップを開催しました。
上記以外の事業としては、実験班,作業班,国際班,ワークショップ班,Physics Suites班など、そのときどきに応じた研究グループを組織しており、現在は埼玉・東京・神奈川などで「物理授業公開講座」を開催しています。なお、2008年からは「高校物理の授業に役立つ基本実験講習会」を日本物理学会,日本物理教育学会と協力して開催しています。
【会誌】
「物理教育通信」を年4回(5月、7月、11月、2月)発行します。
【刊行物】
「見て体験して物理がわかる実験ガイド-演示実験・生徒実験集-」
(2007)学術図書
「近代科学の源流を探る」(1996)東海大学出版会
「理科Iはどのように行われたか」(1996)物理教育研究会
「手軽にできる実験集」(1989)コロナ社(プロジェクトサイエンスシリーズ)
「矢野淳滋/実験を中心にすじを通した高校物理の指導」
(1985冊子,2013 PDF版)矢野先生実験講座委員会
【ロゴ】
古典力学(ニュートンの林檎)から量子力学(シュレディンガーの猫)まで、幅広く対象としていることをイメージして作成しました。著作権は放棄していませんが、会員がスライドなどに入れて使用するのは構いません。
ロゴ1・ロゴ2・ロゴ3・ロゴ4・ロゴ5
入会案内 / 事務局・振込先情報
【入会のご案内】入会申込書に必要事項を記入の上、定例研究会に持参いただくか、郵送もしくはメール添付にて事務局までお送りください。年会費は5000円です。入会金はありません。郵便振替か銀行振込で納入してください。
入会時期に依らず全額をお支払い下さい。その年度に発行された会誌をすべてお送りいたします。会計年度は3月1日から翌2月末日までです。
【事務局】
〒223-8524 横浜市港北区日吉4-1-2
慶應義塾高校物理科内 物理教育研究会事務局
TEL:045-566-1395 (dial-in)/FAX:045-566-1378 (庶務課)
E-mail:
【会費納入先】
振込名義は会員の名前がわかるようにお願いいたします。
・郵便振替 振替口座 00220-7-21516 物理教育研究会(APEJ)
・銀行振込 ゆうちょ銀行 〇二九(ゼロニキュウ)
当座0021516 物理教育研究会(APEJ)