2019年3月の研究会報告
日時 2019年3月2日(土)15:30~19:30  会場 麻布中・高校

1 波の授業報告 石井 登志夫
2 福島の復興について 千葉 惇
3 仮説実験授業原著論文集英訳版の出版 小林 眞理子
4 宇宙線本子ども向け本PR 小林 眞理子
5 送電モデル 増子 寛
6 万有引力概念問題の紹介 今井 章人
7 中二電気回路 吉岡 裕幸
8 東京学芸大附属国際中等 SSH冊子 西村 塁太
8 引用文献の書式について 喜多 誠
9 時事新報 明治15年3月20日 喜多 誠
10 演示道具紹介(3分で発表!) 今和泉 卓也



今回は34人が参加し盛会でした。19時まで研究会を行い、その後、総会になりました。



石井さん 波動実践プラン改良版。昨年度は「変位を媒質が伝えていく」が到達目標だったが、音は圧力変化が伝わることを踏まえて「何かしらの変化が伝わる」ことを理解させることを目指した。

 

 
千葉さん 福島の現状と放射線教育について。安全か危険も生徒が自分達で判断できるようにしたい。福島を取り巻く様々な問題とそれを払拭するにはどうすれば良いか・・・考えさせられます。

 
小林さん 仮説実験授業の論文を初めて英訳した本の紹介と、小学生にも読めるように工夫された宇宙線観測の本。専門用語を出さないで書くのは大変だったかと。


増子さん ハンドジェネレーターを回しながら、同時に風車を回して電力を共有する状況を設定した。過剰に並列供給すると、発電力の小さい方が消費を始めてしまう。


今井さん モンタナ州立大学で開発された、Gravityに関する概念調査の紹介。日本語訳で重力と訳すか万有引力と訳すかは、判断が難しいものもありそう。


吉岡さん 久しぶりに中学生を担当しての電気回路実践報告。日常に絡める・義務教育であることを思うと、タコ足配線がなぜ危険なのかをわかるようになってほしい 。

 
西村さん 学芸大附属国際中等で作った、ルーブリックと探究授業の冊子。参考にされたし。


喜多さん J-stageに登録するにあたり、引用文献や参考文献の書き方。日本物理学会や応用物理学会の書式を参考にしてAPEJの書式を決めたい。(なぜ同じような学会で全部違うのか、謎・・・)


喜多さん 明治15年から、物理教育は必要だ、と語られていたらしい。ここも参考に。


今和泉さん 電磁誘導の演示道具。入ってくる時、出ていく時に、ぞわぞわする=発電する。頭に差しっぱなしでも変化させなければ、ぞわぞわしない。「Head shuwer」で売られてます。