2022年3月の研究会報告
日時 2022年3月5日(土)15:00~18:00  会場 麻布中・高校&Zoom

1
「運動第3法則」遠景 広井 禎
2
教科書に付けるweb動画の作成 増子 寛
3
重力による赤方偏移 迷解答 石﨑 喜治
4
村尾式光速測定 石井 登志夫
5
重ね合わせた音の共鳴 勝田 仁之
6
物理基礎力学分野連続実験 湯口 秀敏
7
生徒の端末を利用した正弦波に関するミニ探究課題 清水 裕介
8
瞬間の速さをdesmosで考える 今和泉 卓也


 
11月の定例会に引き続き,麻布中高の会場にzoomを併用した,ハイブリット開催の研究会となった。現地12名,zoom31名の計43名が参加。ハイブリット型では思った以上に現地がバタバタしてしまう。経験を重ねてよりスムーズな運営をできるようにしていきたい。


 
広井さん 力,慣性は(そして当然運動エネルギーも)それぞれ独立量だが,なかなか独立しない。Newtonの3法則を別々に教えるのではなく,力のみに着目し3つの法則を扱ってはどうかとの提案。

 
増子さん 原康夫 著「物理学基礎」に,QRコードから視聴可能な一つ数分の動画を74項目作成した。気軽に視聴でき教育効果がありそうだが,撮影には相当な労力があったのではないだろうか?

 
石﨑さん 赤方偏移による振動数のズレを重力による位置エネルギーの減少とみなして求めたものと,一般相対論から求めたものとが一致した。アインシュタインも同様のことをしていたとのこと。

 
石井さん 通信No.186の村尾さんの光速度測定装置を,抵抗を可変抵抗に変えて追試。数mの距離でも光速度の測定ができた。お話だけで終わらせず,実際に見ることができると生徒も感動するだろう。


勝田さん 物理基礎の波動分野で,楽器がなぜ鳴るのかを起点として音を基軸にした授業展開の紹介。実験を行いながら固有振動数や定常波を導入していく。学習する必然性を感じながら学んでいける。


湯口さん 高校2年生の物理基礎で,5週間連続で行った実験の報告。すでに学んだ内容の素朴な実験を繰り返し行うことで,予想を立てる重要性に気づき考える力もついていった様子が伺えた。


清水さん 石井さんのdesmos報告に加え,生徒がオリジナルの波のシミュレーションを行う課題を設定した。対象は高3理系選択で生徒同士の相互評価もある。評価をどうするか,意見交換があった。

  
今和泉さん desmosで,加速度運動している動きを拡大すると,加速して見えるか,一定の速さに見えるか。微分や傾きを数式操作だけではなく感覚的に捉えさせ,瞬間の速さの定義を考えさせる課題。