2023年6月の研究会報告
日時 2023年6月3日(土)15:30~19:00  会場 麻布中・高校/Zoom

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作用反作用から 広井 禎
2
自然放射線が見える超簡単霧箱はいかが? 小林 眞理子
3
記録タイマーやめませんか 本弓 康之
4
生徒と取り組む落下塔による微小重力実験の試み 西村 塁太
5
phyphoxで電車の1区間で測定してみた 喜多 誠
6
気まぐれモーター 増子 寛
7
「物理基礎」様々なv-tグラフを使った運動の授業 石井 登志夫



zoom併用のハイブリット開催で、現地20名とzoom13名、合計33名の参加があった。初参加の方も数人で、中には学校に物理教員が一人しかいない、という人も居た。輪を広げるのに良い会でありたい。


 
広井さん 教科書にある作用反作用の図では、全ての力が一覧で見えてしまう。一気に全部見せずに、生徒とのやり取りの中から見つけていくのが大事。ニュートン時代の力学体系に関わる話題も。

 
小林さん 名古屋大学の林煕崇さんの研究によると、霧箱のエタノールは大量にあった方が過飽和層が厚くなって観察しやすくなるそうだ。仮説社から書籍も出ているようで、紹介のWebもある。


本弓さん (記録タイマーの有用性は理解した上で)コマ送りができるアプリでデータをとって、エクセルでグラフを描かせれば、実験時間を確保できない学校でも時短でできる。これでいいのでは?

 
西村さん SSHの活動の一環で微小重力状態での観察を生徒主体で行っていて、ロウソクの炎が丸くなる様子などの撮影にも成功している。いまは空気抵抗と戦っているそうだ。紹介Webも。


喜多さん phyphoxで電車のデータを取ってみたが、“gを含む”設定と“gを含まない”設定で得られるグラフが違う。これは何故だろう。スマホには加速度センサが複数入っているように見えるが…

 
増子さん 霜田光一先生の「気まぐれモーター」を実際に作成して、動画にもしてあった。整流子がなくてもモーターは回る。ただしどっちに回るかは初期条件のゆらぎで決まる。

 
石井さん 歩行した様子を見せて「グラフにしてごらん」と生徒に言うと、多種多様なグラフを書いてくれる。原付と新幹線のv-tグラフや、エレベータの移動した高さを求めたりする授業展開を報告。