2024年5月の定例会(オンラインとのハイブリット)報告
日時 2024年5月25日(土)15:30~17:30  会場 麻布中・高校&Zoom

1
少数粒子のモデルで体感する統計力学の原理 平山 修
2
霜田先生・江沢先生 最後に取り組んでいたこと 広井 禎
3
MetaMoJiを使った「運動の表し方」の授業 石井 登志夫
4
フレミングの左手の「規則」 喜多 誠


 
今回も麻布中高の会場からzoomで配信し、現地17名とzoom24名の計41名が参加。発表の数こそ少なかったが、充実した議論ができた。雑談の中にも学ぶことが多くあるので、近くの方はぜひ参加を。


 
平山さん 粒子数を少なくすることで、変分法などを用いずにエネルギー分布を求めてみた。数学的に特殊な手法を用いていないので、誰もが苦労する統計力学の基本が理解しやすくなる。

 
広井さん 昨年ご逝去された霜田先生と江沢先生は、亡くなられる直前まで物理を考えていたようだ。教育にも並々ならぬ情熱を持っておられたようで、ともに自然を眺めるという姿勢を見習いたい。

 
石井さん MetaMoJiを利用すると、リアルタイムで生徒の作業状況を把握できるのが利点。生徒はタブレットの特性を活かし、拡大して傾きを求めたり、図形を利用して面積を求めたりしていた。

 
喜田さん フレミングの左手の法則は「法則」なのか疑問を持っていたが、英語では「rule」である。 昔の教科書を調べたところ、フレミングの左手の「規則」と記述しているものもあったようだ。