2026年3月の定例会(オンラインとのハイブリット)報告
日時 2026年3月7日(土)15:00~18:30  会場 麻布中・高校&Zoom

1
イギリスの研究サイト「BEST」の翻訳と授業実践 古月 徳磨
2
Arduinoを用いた運動の法則の生徒実験 鈴木 駿久
3
マイコンとPhyphoxを連携した動摩擦力の生徒実験の実践 竹内 透
4
「行ったり、来たり」を解析する 湯口 秀敏
5
Phyphoxで調べる管の中にできる定常波 湯口 秀敏・岸澤 眞一
6
生成AIの活用事例報告〜物理シミュレーションの作成と考査校閲〜 尾形 総一朗
7
熱力学第一法則,再考 廣井 禎
8
1)体を使った運動の物理
2)ラズパイpicoとMicroPythonで作る簡易実験装置
3)ChatGpt5.2を使ったシミュレーションプログラムの生成の試み
北村 俊樹


    
今回も麻布中高の会場でハイブリット開催。現地23名とzoom20名の計43名の参加。若い方の参加もあり,充実した討論が行われた。総会も無事開催し,議事の承認を得ることができた。

    
古月さん 「BEST」の翻訳が進められており,日本での実践を積み上げている段階。電気回路の実践では,討論→実験立案→実験→結果からモデル化→説明という流れを文系生徒でも自発的に行っていた。

    
鈴木さん Arduinoを用いて運動の法則の生徒実験を行った。工業科で使用しているArduinoを物理でも用いることで,工業科とのつながりを生徒は感じ,興味をもって取り組んでいる様子が伺えた。

    
竹内さん マイコンと生徒PCを使用した摩擦力測定実験では,環境トラブルが多発していたが,PCをPhyphoxにすることで大幅な時間短縮になったとのこと。いろいろな場面で強力なツールになりそう。

    
湯口さん 11月例会で紹介した行き来する輪ゴムのおもちゃを距離センサーで解析。x-t,v-t,a-tグラフの位相のずれは確認できる。台車の単振動と結びつけると学習に深みが出る。

    
湯口さん・岸澤さん 以前はシャトルケースを用いて気柱共鳴実験を行っていたが,塩ビ管を用いると開口端補正も小さく,きれいにスペクトルが出る。比較的短時間に実施でき,学習したことが結果として出るので生徒も実験の意味を感じていた。

    
尾形さん 授業中の生徒の疑問に答えるための動画シミュレーションを書いたり,考査問題の間違いを指摘させたりと生成AIを活用している。任せきることはできないが,十分な助けになっている。

    
廣井さん 中学でエネルギー保存を学習しているなら,「仕事当量」「熱力学第一法則」という言葉は使わなくもよいのでは?なぜUとQを分ける必要が?必要性と必然性を大切に,授業を再考したい。

    
北村さん 1)立ち幅跳びの最大水平距離や人の最大出力の測定など,夏休みの講習で行った。身近な現象や体に関わる現象の裏にも物理法則があることを実感していたとのこと。
2)市販のパソコン計測装置は高価だが,picoとPythonを用いれば安価に距離センサーやなどを製作できる。生徒も情報ⅠでPythonを学習するので生徒にも勧められる。
3)Google ColabやVPythonにてPythonを使って,水面波の干渉や太陽系の動きなどのシミュレーションや3Dアニメーションを作成。プログラムの知識がなくてもAIで作成可能。